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着付けシリーズ【半巾帯結び~文庫結びアレンジ】

京都で着付け講師をしている中村笑子です。
Pointを分かりやすく解説しますので、ぜひ皆さんの着付けの参考にしてください。
今回のレッスン動画はきものにも結べる『文庫結びアレンジ』です。
半巾帯には正絹、麻、綿、ポリエステルなど様々な素材のものがあります。
ゆかた用、きもの用と別れているわけではないので、素材によって「合う、合わない」は一概には判断できませんが、正絹のきものにゆかた用の薄い帯を締めるとバランスが取れないことがあります。
また、ゆかたに厚みのある半巾帯を合わせると帯だけが浮いてしまうことも。どんな帯を合わせるかは全身のバランスを見て選んでいただけたら良いと思います。
半巾帯はカジュアルな場面で結ぶ帯なので、紬や小紋(紋のない色無地)などのきものに合わせましょう。
今回使用した半巾帯は4mの帯です。
- 手先の長さは約80㎝(手巾4つちょっと)取っておきます。
- 二周巻いたら、たれと手先を半分に折り、手先を上にしてひと結びします。(手先結び)
しっかりと横に結んだら、結び目を縦にして、緩まないようにします。 - たれの根元で羽根をとり、手先でその羽根と結び目を一緒に巻き、しっかり引き締めます。
- 余ったたれで同じ方向にもう一枚羽根をとります。
- その羽根と手先を蝶結びし、しっかりと引き締めます。
結んだ手先の輪がたれ先の羽根に隠れやすいので、位置を変えて見せてあげるとボリュームが出ます。あとはお好みで全体のバランスを整えたら完成です。
ぜひ、お気に入りの着物に合わせてみてくださいね。