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着物着付けの教科書【完全版】初めての方向けガイド

「着物を着てみたいけれど、自分一人でできるか不安…」
そんな方に向けて、この記事では肌着の準備から帯のお太鼓結びまで、初心者でも分かりやすい着付けの流れを細かく解説します。
手順を守ってチェックしながら進めれば、初心者でも美しい着姿を作ることができます。

ステップ0:肌着と足袋を身につける

肌着

・下着は必ず身につけましょう。和装ブラジャーでなくても、カップ付きインナーやノンワイヤータイプで十分です。
・ワイヤー入りは痛くなったりゴワつきやすいので避けるのがおすすめです。
・襟ぐりが広く開いたものを選ぶと、着物からはみ出さずスッキリ見えます。

足袋

・足袋は必ず最初に履きましょう。
・着物を着た後に履こうとすると、着崩れや裾の乱れにつながります。
・指先がきちんと収まり、かかとが浮かないサイズを選びましょう。

ステップ1:長襦袢を着る

衿芯を入れる

・衿芯には「新幹線型」と「丸型」があります。新幹線型は長い方を顔側にすると綺麗に仕上がります。
・基本は半衿の内側に差し込みます。
・重力を利用して縦にスルッと入れると引っかかりにくくなります。

羽織る

・長襦袢を表が外になるように持ち、ほこりがたたないようにゆっくり肩にかけて袖を通します。

▼チェックポイント
・襟芯が入ってるかどうか。
・袖口からちゃんと手が出ているか。身八つ口や振りという穴があるので 間違えてそちらから手を出してないか。

衿合わせ

1.衿は左が上になるように重ねます。
2.背中心を真ん中に合わせるため、半衿の端の高さを左右揃えます。
3.えもん(うなじ部分)は45度抜くのが目安です。

紐で固定

・襟元を整えたら、アンダーバストの高さで胸紐を結びます。
・紐は両手同時に後ろへ回す。片方ずつだと衿がずれやすくなります。
・締め加減は指一本が入る程度が目安です。

▼チェックポイント
・背中心は真ん中?
・えもんは45度抜けている?
・衿は喉のくぼみで直角に交差している?

ステップ2:着物を羽織る

羽織り方

1.表が外になるように持ち、ほこりがたたないようにゆっくり肩にかけて袖を通します。
2.長襦袢の袖と着物の袖が重なっているか確認します。

背中心を合わせる

・掛け衿の縫い目を揃えて体の真ん中に当てると、自然に背中心が整います。
・背中に優しく沿わせて、クリップで仮固定します。

裾合わせ

1.襟先から一手幅(約15cm)上を持ち、裾を持ち上げます。
2.後ろは床すれすれ、前は足の甲にかかる程度が理想です。
3.左手を上に重ね、「左が上」の衿合わせにします。
4.腰紐をおへその高さで結び、指一本分の余裕を持たせます。

おはしょりを作る

・余った布を下に落とし、背中から前へ手刀で整えます。
・前も2枚重ねを揃えて一直線にします。
・ゴロつく場合は中のおはしょりを上げて一枚に整えます。

▼チェックポイント
・裾の長さは適切?
・腰紐はおへその高さ?
・おはしょりは一直線になっている?

ステップ3:襟元を整える

1.襟を横に数回引き、左右対称に揃えます。
2.半衿の見せ幅は1.5〜2cm(人差し指一本分)です。
3.耳下からアンダーバストに向けて、細い三角形を作ります。
4.襟が決まったら、胸紐で固定します。

▼チェックポイント
・半衿の出方は左右対称?
・襟幅は下に向かって少し広がっている?
・背中心はズレていない?

ステップ4:帯を結ぶ(お太鼓結び)

胴に巻く

1.帯の「手先」を肩にかけます(折り山は外側にしてください)。
2.帯板を入れ、胴に2周巻きます。(2週目を巻く時に帯板を入れます)
3.帯を引き締めるときは「下を締めて上を開く」イメージで行ってください。

帯枕・帯揚げ

1.帯枕をお尻と帯の間に入れ、背中に沿わせて紐で結びます。
2.帯揚げを背中に回し、帯枕の上に掛けて仮結びをします。

お太鼓を作る

1.垂れを人差し指1本分の長さに下げます。
2.帯を折り上げて仮紐で固定し、四角い形を作ります。
3.黄金比は「前より後ろが帯枕分だけ高い位置」です。

帯締め

1.帯締めを手先中央に当てて前で結び、左右の長さを揃えます。
2.結び目はしっかり締め、ふさは上向きに整えます。

▼チェックポイント
・帯の高さは適切?
・お太鼓は正方形になっている?
・垂れの長さは人差し指分?

仕上げチェック

・衿は左右対称?半衿は1.5〜2cm出ている?
・背中心はまっすぐ?
・裾の長さは前後バランスが取れている?
・帯の位置は安定している?
・胸元・背中のシワは取れている?

よくある悩みと解決法

・着崩れる → 紐は胸に近い位置で結ぶ
・苦しい → 紐や帯は「指一本分の余裕」で締める
・太って見える → 胸元のダブつきを下に引いてすっきり
・帯の柄が隠れる → 仮紐の位置を調整して柄を出す

まとめ

着物の着付けは一見複雑ですが、各ステップでのチェックを怠らなければ必ず綺麗に着られます。
最初は時間がかかっても、繰り返すほどスムーズに。ぜひこの記事を見ながら練習し、鏡に映る美しい着姿を楽しんでください。

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