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大学の卒業式に着る基本の服装や袴以外を選ぶメリット・デメリットを解説

大学の卒業式といえば、特に女性は「袴(はかま)姿」というイメージが昔から強いのですが、「必ず袴を着なければならない」という決まりはありません。最近では自分らしさや利便性、予算を考えて、袴以外のスタイルを選ぶ方も増えています。中には、自分が学んできた学問の特徴を活かしたコスプレで出席するというユニークな方もいるそうです。

今回は、卒業式の基本の服装から、袴以外を選んだ時のメリット・デメリット、そして失敗しないための注意点まで詳しく解説します。

1.大学の卒業式に着る基本の服装

大学の卒業式は「式典」ですので、フォーマルな装いが基本です。大学生には主に以下の3つのスタイルが選ばれています。

袴・振袖

卒業式に着る基本の服装

卒業式の王道スタイルです。明治から大正にかけての女学生の制服だった名残から、学問の場にふさわしい正装とされています。また、成人式で着た振袖をそのまま着用したり、振袖に袴を合わせたりする方も多いです。

ドレス・フォーマルワンピース

卒業式に着る基本の服装

結婚式の参列やパーティーで着るような、上品なワンピースやドレススタイルです。袴よりも動きやすく、華やかさと現代的な美しさを両立できるため、特に謝恩会が同日に開催される場合に人気があります。

スーツ

卒業式に着る基本の服装

リクルートスーツや、少し華やかなセレモニースーツを選ぶスタイルです。知的で凛とした印象を与え、卒業後の社会人生活への決意を感じさせる装いになります。

2.大学の卒業式で袴以外を選ぶメリット・デメリット

袴以外の服装(ドレスやスーツ)を選ぶ際には、良い面もあれば、考慮すべき点もあります。これらを踏まえて、より自分に合う服装を選びましょう。

メリット

  • コストを抑えられる:袴のレンタル代や着付け代・ヘアメイク代がかからず、手持ちの服や就活スーツを活用すれば費用を大幅に節約できます。
  • 動きやすく疲れにくい:履き慣れない草履や締め付けのある帯がないため、移動や食事が楽です。
  • その後も着回せる:ドレスやスーツであれば、卒業式後も友人の結婚式や仕事着として活用できるため、非常に経済的です。

デメリット

  • 「特別感」が薄れる場合がある:周囲の多くが袴を着ている中で、少し控えめに見えてしまうことがあります。
  • 写真で見劣りする可能性:集合写真で見ると、袴の華やかさに比べて地味に感じてしまうことも。
  • 卒業式ならではの体験ができない:「一生に一度の袴姿」という思い出作りを重視するなら、少し物足りなさを感じるかもしれません。

3.大学の卒業式で袴以外を選ぶ際の注意

卒業式の服装が「自由」であることは、個性を表現できる素晴らしい機会です。しかし、卒業式はあくまでこれまでの学びを締めくくり、新たな門出を祝う「厳かな式典」であることを忘れてはいけません。

お世話になった先生方や学友への感謝、そしてご自身の区切りとして相応しい装いをするために、以下のポイントをチェックしておきましょう。

フォーマルさを忘れない(素材と露出のチェック)

卒業式は冠婚葬祭に準ずるフォーマルな場です。ドレスやワンピースを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

  • 素材感:デニムやスウェット、ニットなどのカジュアルすぎる素材は避け、サテン、シフォン、ツイード、シャンタンなど、光沢感やハリのある上品な生地を選びます。
  • 露出度:肩出しが激しいドレスや、極端に短いミニ丈は式典には不向きです。ノースリーブの場合はボレロやショールを羽織り、スカート丈は膝が隠れる程度のものを選ぶのが大人のマナーです。

TPOを意識した服(会場と天候への配慮)

「どこで、誰と過ごすか」を想像して服を選びましょう。

  • 会場の雰囲気:大学の講堂や体育館は冷え込むことが多いため、スーツや厚手のワンピース、インナーでの調整が重要です。一方、ホテルでの謝恩会がセットになっている場合は、パーティードレスに華やかな羽織ものを合わせるスタイルが馴染みます。
  • 周囲とのバランス:学科やゼミによってカラーが異なることもあります。迷ったときは、過去の卒業生の写真をSNSなどで確認し、浮きすぎない範囲で個性を出すのがスマートです。

派手さを抑えて落ち着いた服(お祝い感と品格の両立)

主役である自分を輝かせつつも、品格を保つことが大切です。

  • 色選び:ネイビー、ブラック、ベージュ、グレーなどの落ち着いたベースカラーは、どんな場面でも失敗がありません。
  • 「お祝い感」のプラス:全身真っ黒だとお葬式のような印象になってしまうため、パステルカラーのコサージュを添えたり、パールのアクセサリーを身につけたりして、卒業式らしい華やかさを演出しましょう。
  • デザイン:あまりに奇抜なプリントや、過度な装飾があるものは避け、シルエットの美しさで魅せるデザインを選ぶと、写真を見返したときも長く「素敵な思い出」として残ります。

4.袴以外を選ぶ際のアクセサリー・靴・ヘアメイクのポイント

服装が決まったら、ディテールで「卒業式らしさ」と「自分らしさ」を演出しましょう。

  • アクセサリー:スーツやワンピースには、パール(真珠)のネックレスやピアスが最適です。上品な輝きが式典の格を上げてくれます。
  • 靴:スーツならパンプス、ドレスなら少し華やかなヒールを合わせます。ストッキングは肌色が基本です。
  • ヘアスタイル:スーツならハーフアップや低めのシニヨンですっきりと。ドレスなら、少し動きのあるアップスタイルにパールのヘアアクセサリーを添えると、お祝いムードが高まります。
  • メイク:就活のようなナチュラルすぎるメイクよりは、少し血色感を意識した、写真映えする華やかなメイクがおすすめです。

5.まとめ

卒業式に着る基本の服装

卒業式の服装に「正解」はありません。袴で日本の伝統美を楽しむのも、スーツやドレスでスマートに決めるのも、あなたの門出を祝う素敵な選択です。

袴を選ばないメリット・デメリットをしっかり比較して、自分が一番「自分らしく、晴れやかな気持ち」でいられる一着を選んでくださいね。

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皆様の新しい一歩が、素晴らしいものになりますように!