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【着付けシリーズ】長襦袢の着方① 基本と着方のポイント

京都で着付け講師をしている中村笑子です。
Pointを分かりやすく解説しますので、ぜひ皆さんの着付けの参考にしてください。
今回のレッスン動画は『長襦袢①』
長襦袢の着方のお悩みで多いのは
「衿が詰まってきてしまう」「衿が浮いてしまう」などでしょうか。
衿のお悩みの原因は?
衿が詰まってきてしまう原因として
「衿合わせの段階で前に引っていて、詰まらせてしまっている」
「胸紐を締めた後に背中のしわを取っていない」などがよくあります。
衿が浮いてしまう原因として多いのは「胸紐を締めた後に衿や脇のしわを取っていない」事。
左右対称になっていないからと、紐より上の身八ツ口から手を入れるのはNGです。
きれいな衿元を作るコツ
衿はしっかりと抜きます。
右衿から鎖骨と鎖骨の間の喉のくぼみを通って左側の胸を隠すように合わせます。
左衿も同様に合わせたら、右の胸の下でしっかりと持ち、紐を締めます。
紐を締めたら、背中のしわを取ります。
まずは左右に、その次に背中心、背中心から5cmくらい離れたところ、の順にしわを落とします。
前は、下前の衿から
斜めに入っている衿のしわをやさしく落としたら、そのまま襦袢のしわも落とします。
上前のしわも同様に落とします。
後ろはしっかりと、前はやさしく、紐より上のしわを全部取ります。
衿がしっかりと抜けていて、衿が浮いていなければ、伊達締めを締めて完成です。