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浴衣はクリーニングに出すべき?料金相場・仕上がり日数・頻度から自宅での洗濯方法まで徹底解説

花火大会や夏祭りなど、夏の特別な一日を彩ってくれる浴衣。楽しく着た後に悩むのが「自宅で洗うべきか、それともクリーニングに出すべきか」というお手入れ方法ではないでしょうか。
「一度しか着ていないから」「家で洗うとシワになりそうだから」と、迷っているうちに時間が経ってしまうことも。大切な浴衣を来年も美しく着るためには、着用後のお手入れが何よりも重要です。
この記事では、浴衣をクリーニングに出すメリットから、料金相場、お店選びのコツ、そして自宅で洗う場合の正しい手順まで、浴衣のお手入れに関する疑問を徹底解説します。
1. 浴衣をクリーニングに出すべき理由とメリット
浴衣の多くは綿やポリエステルなので、ご自宅で洗える素材ではありますが、基本的にはプロのクリーニングにお任せすることをおすすめします。その主な理由は以下の3つです。
頑固な汗ジミや皮脂汚れをプロの技術で落とせる
夏は想像以上に汗をかいています。水洗いだけでは皮脂汚れが繊維の奥に残りやすく、時間が経つと黄ばみや変色の原因に。プロのクリーニングなら、これらの見えない汚れも専用の洗剤と技術でしっかりと落とし切ることができます。
アイロン掛けでは難しい美しいプレス仕上げ
浴衣を自宅で洗う際に最も苦労するのが「シワ伸ばし」です。大きな生地にアイロンをかけるのは時間も手間もかかり、生地が多く重なる衿を綺麗に仕上げるのは至難の業。その点、プロに任せれば面倒なアイロン掛けから解放されるだけでなく、衿元はふっくらと、裾はピシッと直線的で美しい、自分では難しい完璧な仕上がりで手元に戻ってきます。
生地を傷めず、来年も新品同様に着られる
自己流の洗濯は、色移りや生地の縮み、型崩れといったリスクが伴います。クリーニングに出すことで生地への負担を最小限に抑えられ、来年の夏も袖を通した瞬間に新品のような心地よさを味わうことができます。
2. 浴衣クリーニングの料金相場・一般的な仕上がり日数
いざクリーニングに出そうと思ったとき、気になるのが費用と時間です。依頼先の業態によって、料金も仕上がり日数も異なります。
依頼先による料金と納期の違い(一般店 vs 着物専門店)
| 依頼先の種類 | 料金相場(1点あたり) | 仕上がり日数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 地域の一般クリーニング店 | 1,000円 〜 2,000円 | 1週間 〜 2週間 | 近所で気軽に持ち込める。手頃な価格だが、特殊な和服の知識がない場合も。 |
| 着物・和服専門のクリーニング | 3,000円 〜 5,000円 | 3週間 〜 1ヶ月 | 着物のプロが扱うため安心。シミ抜きや特殊加工にも対応できるが、やや高額。 |
高級浴衣の「注染」や「絞り」を出す際の注意点
高級浴衣の中で人気の注染や絞りについては、縮みや色落ちなど注意が必要です。特に絞りは生地表面の立体的な「シボ」が最大の魅力ですが、これを一般のクリーニング店で高圧プレス機にかけてしまうと、シボが平らに潰れて二度と元に戻らなくなってしまいます。
一般的に浴衣には「色止め」という加工がされていますが、洗濯によって多少なりとも縮みや色落ちは見られます。自宅でのお洗濯も可能ですが、慣れていない方や失敗したくない方は、和服専門のお店へ依頼しましょう。
帯や帯締めなどの付属品を出す場合の料金目安
浴衣と一緒に着用した小物もかなり汗を吸っています。一緒にクリーニングに出す場合の相場は以下の通りです。
- 半幅帯・兵児帯: 1,500円 〜 3,000円
- 帯締め・帯揚げ: 1,000円 〜 2,000円
※帯は型崩れしやすいため、丸洗いではなく「汗抜き」や「部分洗い」での対応になることが一般的です。
3. 失敗しない!浴衣クリーニング店の選び方
大切な浴衣を悲しい仕上がりにしないためには、お店選びが肝心です。以下の2つのポイントをチェックしましょう。
着物・和服専門の知識があるお店を選ぶ
洋服と和服では、縫製も生地の扱い方も全く異なります。店頭やホームページで「着物のお手入れ実績」をしっかりと明記しているお店や、和服専門の職人が在籍しているお店を選ぶと安心です。
シミ抜きや汗取りなどのメニューが豊富か
浴衣の汚れは「丸洗い」だけでは落ちないことがあります。水溶性の汗を落とす「汗抜き」や、食べこぼしに対応する「部分的なシミ抜き」など、オプションメニューが細かく設定されているお店は、技術力が高い証拠です。
4. クリーニング後の浴衣の正しい保管方法
クリーニングから戻ってきた浴衣を、そのままタンスにしまうのは絶対にやめましょう。
ビニールカバーはNG!保管前に確認すべきポイント
クリーニング店からかかっている透明のビニールカバーは、湿気がこもりカビの原因になります。受け取ったらすぐにカバーを外し、室内の風通しの良い場所で1〜2日ほど「陰干し」をして湿気を飛ばしましょう。浴衣に挟んである紙も不要です。
来年も美しく着るためのたたみ方と収納術
陰干しが終わったら、着物の基本である「本だたみ」で丁寧にシワなく畳み、和紙の「たとう紙」に包んで収納します。余計なシワを防ぐため、上に重いものを重ねないようにしましょう。
防虫剤の適切な使い方と定期的な虫干し
収納場所は桐のタンスが理想的ですが、プラスチックの衣装ケースの場合は和服用の防虫剤や除湿シートを入れましょう。防虫剤は違う種類を複数使用すると化学反応でシミになることがあるため、必ず1種類のみを使用してください。また、空気が乾燥する秋頃に一度タンスから出して風を通す「虫干し」を行うと完璧です。
5. 自宅でできる浴衣の洗濯・お手入れ手順
「ポリエステル素材のもの」や「安価な綿素材で普段着として着るもの」であれば、ご自宅で洗うことも可能です。以下の手順で丁寧にお手入れしましょう。

①洗濯表示と素材から自宅で洗えるか確認する
まずはタグの洗濯表示を確認します。「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」があればOK。洗濯表示がないものや「水洗い不可」の場合、麻・絹が混ざっているもの、高級な注染や絞り浴衣は、できるだけクリーニングに出してください。
②失敗を防ぐための色落ちチェック
浴衣は色移りしやすい衣類です。洗う前に、目立たない部分(衿先の内側など)に中性洗剤を含ませた白い布を当て、軽く叩いてみましょう。布に色が移る場合は、自宅での洗濯は避けたほうが無難です。
③洗濯機で優しく洗うか手洗いで優しく押し洗いする
浴衣を「本だたみ」のまま、ぴったりサイズの洗濯ネットに入れます。おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用し、洗濯機の「ドライコース」や「手洗いコース」で優しく洗うか、洗面器で優しく押し洗いします。脱水はシワを防ぐため「30秒以内」の極短時間にとどめましょう。
④日陰での竿干しと正しい本だたみでの仕上げ
脱水後はすぐに取り出し、和装ハンガー(または物干し竿)に通して形を整え、風通しの良い日陰で干します。生乾きの状態でアイロン(温度表示に従う)をかけると、綺麗にシワが伸びます。
6. まとめ
浴衣を長く美しく楽しむためのポイントは以下の通りです。
- 高級な注染や絞り、大切にしたい一枚は「和服専門のクリーニング」へ。
- クリーニング後はすぐにビニールを外し、陰干ししてから和紙の「たとう紙」で保管。
- 自宅で洗う場合は、必ず色落ちチェックを行い、手洗いまたは洗濯機のドライコースで優しく洗う。
夏の終わりに正しくお手入れをしておくことで、来年も気持ちよく浴衣に袖を通すことができます。ご自身の浴衣の素材や思い入れに合わせて、最適なお手入れ方法を選んでくださいね。
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